Simplify to Amplify | 天狼伝(アーカイブ) 天狼伝(アーカイブ)

Simplify to Amplify

今回はタイトルのワード”simplify to amplify”について語っていこう。

モットーとしても挙げているこの言葉、最初に知ったのは狼バンドMAN WITH A MISSIONのジャンケン・ジョニーが呟いたことからだった。

意味としては「増幅するために簡略化する」と言った所だろうか。音楽作りの中でファンへより良い体験を届けられるように、複雑にしないで簡略化できる所はする、みたいな意味で呟いたのかは定かではないが、このワードで検索すると幅広いジャンルで使われているように見える。

この言葉を別の言い方にしてみると、「最大化するために最小化する」とも取れるだろう。
これ、実はミニマリズムに通ずるところがあると僕は思う。
あまりにも使い古された話だがスティーブ・ジョブズを例に取ってみよう。
彼は毎日着るものを制服化して服選びの時間を短縮し、会議で必要ない人材がいると思ったらその人に退出を願うほど「無駄を削ぎ落とす」人だったのは有名な話だ。
それはどれも「良い仕事=良い製品を生み出すこと」のためになされた削ぎ落としだ。
彼は「仕事の効率を最大化」するために「その他の省ける無駄を最小化」したのである。

「何かで最大の成果を出すために、それに関係ない要素を徹底排除する」

ことがミニマリズムの定義と言えるとミニマリストけんさんは言っている。

“強調”こそがミニマリズムの本質である

とミニマリストしぶさんも説く。

僕もその考えに賛成だ。では僕にとって「最大化・強調」したいものは何かというと、『狼』だ。

よく「狼の何が好きか」と訊かれるが最早理由も分からない。物心ついた頃からずっと映画『もののけ姫』の山犬を推していたし、それから20年以上たった今もただひたすら狼が好きだという感情だけがある。
見た目も好きだし、絵本で悪役として暗躍する姿も好きだし、ホラー映画で大暴れする人狼も好きだし、狼信仰だってしているMWAMファンだし、もう自分を狼だと自称してしまうほどだし。
とにかく『狼』という概念からして好きなのだ。

勿論他にも好きなものはある。Apple製品や刀が好きだ。それはまた別の記事で語ることにするが、特に人生において無くてはならないもの、それが『狼』だ。

だからこそ、狼を強調したいし、狼に関することを最大化したいのだ。
具体的に何を最大化したいのかというと、狼の知識・動物園での経験・それに関する記憶・そしてトキメキだ。
その為には
知識:狼の本
経験:フットワークの軽さと車
記憶:コンデジ LUMIX TZ-70
トキメキ:珠玉の狼グッズ達
が僕にとって必要不可欠だ。

…まぁしかし「トキメキ」の狼グッズ達が比較的多いなぁと感じているところなので、「珠玉の」アイテムだけ残して他を手放そうと考えているところなのだが…(これがまたまた難しい

それはともかく、僕にとってsimplifyすべきものは上記以外のものであり、amplifyしたいものは『狼』であるということが言える。
ミニマルするということは即ち、このsimplifyする工程なのではないかと、僕は思う。