私服の制服化で得られたメリット・デメリット
今回は『私服の制服化』について語っていこうと思う。
『私服の制服化』とは、毎日着るものを制服の如く固定化してしまうというライフハックだ。
僕の制服
僕の制服は基本的に以下の通りだ。ブランドは全て無印良品で統一している。
- ビッグシルエットT 白 S〜M
- 乾きやすいストレッチジャージーパンツ
- 足なり直角 口ゴムなし三層 ショート丈靴下 黒 23〜25cm
- 疲れにくい撥水スリッポンスニーカー
(裸足の時はLUNAsandalsのVenado MGT6というサンダルに変わる)
これに防寒具として
- 乾きやすい縦横ストレッチVネックカーディガン 黒 S
- ナイロンチェスターコート ダークネイビー S(廃盤
- 軽量オーストリアダウンポケッタブル ノーカラーブルゾン
を適宜羽織っている感じだ。
因みに下着は無印にはそこまで拘らず
- LAUXES ナベシャツX(通年)
- Secant Japan ボクサーパンツ
- 無印良品 綿であったかVネック半袖Tシャツ グレー S(冬季用)
を着用している。
LAUXESのナベシャツはFTM志向が強かった頃に知って、さほど胸はないのだが一種の精神安定剤として毎日着用している。まぁ女性がブラが欠かせない様なものだと思ってもらえれば(いつか胸オペしたいなぁ)
Secant JapanのボクサーパンツもFTM、FTX向けのパンツとなっている。LAUXESでもパンツの取り扱いはあるのだが、コスパ重視でこちらに行き着いた。レディースのパンツはもう履く気がしない(白目
何故制服化したのか
僕は発達障害グレーゾーン(はっきりとした診断は出ないが傾向がある)なので、拘り症がある。特に服に対する拘りは顕著で、とてもお気に入りの服を特定の拘りある日に着られないとテンションがどうにも上がらない、なんていう子供時代を過ごしていた。
そんな僕にとって『大大大好きな服装を毎日着る』という考え方は斬新な解決策の様に思えた。
最初にその考えが気になったのは大学生の頃である。今思えばもうその時点でだいぶ制服化は完了していた。
当時の僕の格好は白または黒のTシャツにGパンという、わりとミニマリスティックな格好だった。
2パターンにしていたのはまだ周りの目を気にして思い切れなかった部分があったからだ。
大学卒業後の新卒時代も白または黒のTシャツに黒いデニムパンツというスタイルでいて、今回の転職を機に白T・黒パンツというミニマリストあるあるな格好に切り替えた。
何故そんなタイミングで切り替えたかというと、まぁ1パターンなら本当に何も考えずに服を選べるし、新しい環境になって最初から私服の制服化をすれば「まぁこの人はこういう人なのだろう」と思ってもらいやすいかなと。
私服の制服化のメリット・デメリット
ではここで私服の制服化のメリット、デメリットを書いていこう。
メリット
- 大大大好きな格好で毎日が過ごせるため気持ち良い
- 既に着るものが決まっているため朝の時間をグッと短縮して余白が生まれる
- 毎朝の服選びという決断を短縮できるため決断疲れを起こしにくくなる
- 統一感のあるクローゼットが見ていて美しい
- 買うものも固定化されるためお店で時間を取られなくて済む
デメリット
- 周りの人の視線が気になる場合あり
- 無難なアイテムを選ばないと廃盤になった時のダメージがデカい
では1つずつ解説していこう。
メリット:大大大好きな格好で毎日が過ごせるため気持ち良い
これは上でも書いたが特に着るものに拘りがあった僕にとって本当に斬新な解決法だと思った。昔は同じ服しか持ってないアニメキャラを小馬鹿にしていたが、今では寧ろ賞賛ものだ(ただ服の数が20セットほどあったのでそこまではいらんやろ、と思いつつ)
メリット:既に着るものが決まっているため朝の時間をグッと短縮して余白が生まれる
このメリットが個人的に大きかった。
朝の時間はどうしてもバタバタしがちなもの。特に「今日何着ていこうかなぁ」「どんな組み合わせがいいだろうか」と悩むことで時間がみるみる奪われていく経験はないだろうか。
そんな悩みも制服化してしまえば解決する。もう着るものは固定化された組み合わせなため、何も考えなくとも「これ!」と決めることができる。これだけで朝の着替えの時間を3分以内に短縮することが可能だ。
メリット:毎朝の服選びという決断を短縮できるため決断疲れを起こしにくくなる
決断疲れとは、意思決定を長時間繰り返した後に個人の決定の質が低下する現象をいう。決断疲れが起きることで考えることそのものを放棄したり、衝動買いを招いたりと悪影響を及ぼす。
人は1日に9000回以上決断をしているらしい。それは「何を着ようか」「何を食べようか」「あれをやろうか」「これを買うか買わないか」と言った小さな決断も含まれる。
その中の何%かを「今日何着ようか」を考えることにリソースを使うくらいなら、やはり有意義なことに脳を使いたいとは思わないだろうか。
事実、僕が敬愛する故スティーブ・ジョブスや、マーク・ザッカーバーグが同じ服を着るのは「今日何着ようか」を考えなくて済む様にし、仕事で最大のパフォーマンスを出せる様にするためと言われている。
(一般人がジョブスの真似をして意味があるのかと問いたい人もいるだろう。しかしやはり疲れにくくなる方が人生楽になってよくね?)
メリット:統一感のあるクローゼットが見ていて美しい
[写真]
これは僕のワードローブだ。白Tに黒いパンツと上着が整然と並んでいて統一感があるとは思わんかね。(白Tの左にあるのは部屋着がわりのMWAMのTシャツである)
メリット:買うものも固定化されるためお店で時間を取られなくて済む
やはり服も消耗品のため、買い替えが必要になることがある。そうやってお店に行った時も、既に着るものを決めているため「あの服がいいかなー」「これも捨てがたいなー」と迷う時間が無くなり、パッと買ってパッと変えることが可能になる。
※これは後述の問題も孕むので一概には言えない部分もあるが
デメリット:周りの人の視線が気になる場合あり
私服の制服化で1番と言ってもいいデメリットがこれだろう。
周りの人から「何あの人、毎日同じ服着てる」と思われないかどうかという点だ。
だからミニマリストは毎日同じものを着てても違和感の少ないシンプルな服を着ていると言ってもいいだろう。
ただこれは自分のメンタルの問題なので、気になるなら2パターン用意して交互に着るか、「ちゃんと毎日違うの着てて洗濯もしてますよ」とアピールするのが得策だろう。
まぁ何より、他人は自分が思っている以上に自分のことなど気にかけていないので、大体は思い過ごしだったりする。だからこのデメリットはそこまで気にすることでもない。胸はっていけ。
デメリット:無難なアイテムを選ばないと廃盤になった時のダメージがデカい
「買うものが固定化される」話を上でしたが、ここで問題になるのが「肝心のものが廃盤になっていた」という問題。僕も経験済みだ。
僕の場合は「これは最高の下着だ!これから一生履いていく!」と心に決めたパンツが穴が空いたので買い換えようをする→ブランドサイトが404になっていて買えなくなった、というケースだった。こうなるともう仕方がないので他のパンツを探すしかない。
そうして決めたのがSecant Japanのボクサーパンツだった。
この様に無難で通年販売されている様なアイテムを制服にしないと廃盤になった時に次のアイテム探しに時間を取られることになる。(僕のパンツ探しは拘りが強いのでどうしても少し変わったものを探さねばならないのだが)
そんな時の対策は「自分の軸をしっかりと持つこと」。
どんな制服が良いのかを自分の中でハッキリとさせておくことで次なるアイテム探しもすぐに見つかる可能性が高くなる。
私服の制服化でストレスフリーな日常を
以上が私服の制服化で得られるメリット・デメリットだ。
万人向けなライフハックではないのは理解しているので読者に「だから私服の制服化をしろ!」と勧めるつもりは全くない。
ただ、これを実行することでストレスフリーになるのは確かだ。
僕もこれを実行したことで毎日が楽に、そして質を高めることができた様に思う。
問題はこれで得られた余白を如何に活かすかだ。僕の場合はブログへのアウトプットが肝になるのかなー。良記事書けるように思考をクリアに、頑張ります💪