SUNWOLVESと僕の足跡
青とモノトーンな僕を真っ赤に染め上げるたった1つのもの
やぁ諸君、伏村だ。
「にわかファン」という言葉が流行語になったように、昨年は某ドラマやラグビーW杯などで空前のラグビーブームとなった。
そんなラグビーのリーグの1つにスーパーラグビーというものがある。
詳しくはこちらのページなどで知ってもらうとして、そこに我らが日本もチームを組んで出場している。
それがヒト・コミュニケーションズSUNWOLVESだ。
そう、日出処の狼達だ。
僕はかれこれ彼らを追いかけて5年になる。
最初は彼らSUNWOLVESが我らがMWAMにコンタクトを取ったところから全ては始まった。後にMWAMがオフィシャルサポーターになり、多くのMWAMファンをSUNWOLVESフォロワーとして獲得した。
僕もやはりそれがきっかけでSUNWOLVESを応援し始めた。
そして2016年、あの豪州留学時に僕は初めて彼らのプレーをサンコープスタジアムで観た。
結果は35-25でSUNWOLVESの負けだった。
それからは2017/2/25に初めて秩父宮ラグビー場で観戦し、2018/4/7、2019/5/25とMWAMがオープニングアクトやTシャツバズーカパフォーマンスなど特に関わる日に秩父宮ラグビー場へ行くようになった。
しかし、そのいずれも勝利を見届けることは叶わなかった。
2019年時点では「来シーズンこそは国内戦全部行きたいなぁ。勝った瞬間を共に見たいなぁ」と思い始めていた。というのも現在関東圏に住んでいるため秩父宮ラグビー場までならなんとか通えると思ったためだ。
気付けばにわかながら立派にSUNWOLVESのファンになっていた。
そして迎えた2020シーズン。なんとこれはSUNWOLVESにとって一層負けられない年でもある。
なんとSUNWOLVESは2020をもってスーパーラグビーから除外されることが決まっていたのだ。
僕はというと超絶にわかなためこの情報も2019年後半に知った。そして決意した。最後こそは全部見届けようと。そして発表された国内戦の情報。その中には福岡と大阪での試合が予定に組み込まれていた。
秩父宮なら通えるが九州と関西は果たしてどうなる、しかも福岡に至っては行くとすればこれが初めてになるぞ。
しかしやはりあの決意は揺らがなかった。行こう、福岡へ、大阪へ。
そうして僕はチケットを取った。
そして迎えた2020/2/1、そう今日。僕は早朝に早起きして羽田から福岡へ飛んでいた。
おはよう諸君!(だいぶ早い
今日は福岡でサンウルブズのシーズン開幕戦っすな!
俺も飛んでいくぜふくおーかみ!
道中のお供はサンウルブズを支えたマンウィズの音源達! pic.twitter.com/A4fCwYAJgt— 伏村 琉🐺 (@LouqFs) January 31, 2020
2020シーズン開幕戦が福岡のレベルファイブスタジアムで行われるのだ。相手はオーストラリアのレベルズ。
以前観た試合でレベルズに大敗を喫したものがあった。しかもそれはSUNWOLVES側からやる気が感じられず、後半の最後の方では完全に諦めムードがラグビー無知な僕でも分かるほどダレていた。
そして見守る前半戦。違う、明らかにあの頃の狼達とは違う。
攻める、攻める、果敢に攻める。そして決めるトライ。ゴールにも丁寧に蹴り入れていく。
相手に喰らい付き点を許さない姿勢。この狼達、今回は鬼気迫るものがある。
そして前半22-13でSUNWOLVESのリード。いいぞ、いい調子だ。
しかし油断はできない。これまでも前半はリードしていて後半で取られで負けるというパターンがあるからだ。
逃げ切れ、勝ち取れ、とにかく走れ。
何度も遠吠をし、配られたフィンガーフォームを振り、固唾を飲んで見守った。
後半は少しダレた印象を受けた。少し反撃される、しかしSUNWOLVES、点を着実に決めていく。
最後、自陣ゴール直前を攻められSUNWOLVESが必死に守るシーンがあった。
「守れ守れ入れさせるな!」今日赤いジャージを着ていた誰もが思っただろう。
あと少しでフルタイムだ。それまで持ち堪えてくれ。そう祈りながら、狼達の硬い守りを見守る。
時間を告げるホーンが鳴った。終わった。
得点は36-27でSUNWOLVESが勝った。
全国からファンが集まりギュウギュウに埋まったレベルファイブスタジアムが沸いた。
それは僕が初めて生で観たSUNWOLVESの勝利だった。吠えた。胸が熱くなった。
これまでスポーツ観戦など興味もなかった僕だったが、気付けばSUNWOLVESを激しく応援し、そしてその勝利に打ち震えていた。
まるでドラマのようだろう。
誰もがもうスーパーラグビーでの日本チームに期待しなくなって、地上波で生中継もされずリーグからも除外が決まってしまっても、それでも10000人以上が福岡に集まり、空港から会場への直通バスは行きも帰りも長蛇の列を作り、それだけの熱いファンに見守られ勝利を掴み取る。
まるでドラマのようだろう。
そういうところが、そういう夢のような景色を見せてくれるSUNWOLVESが好きだ。
入り口は単に「狼」を冠したチームというところからだった。母にも「よく福岡まで行くなぁ」と驚かれたものだ。僕は所謂「にわかファン」よりも浅いところで応援している、ルールもやっと把握してきたレベルのにわかだ。きっとこの文章だって見る人が見れば「なぁに言ってんだおめぇ」て感じかも知れない。
しかし、そんなにわかでも熱くなれる、それがSUNWOLVESが持つ力であるのかも知れない。
これからまだまだ試合はある。僕もまだまだこれからも観に行く。
いつまでもテーマソングFLY AGAINが鳴り響くよう、遠吠を続けよう。
粘り強くねちっこく相手に喰らい付いて点を防ぐ、奪う
そんな感じのプレーだったなぁとニワカながらに思った試合でした🐺✨
いやー福岡まで観に来てよかった!
サンウルブズおめでとう!#Sunwolves#Awoooo#KeepHunting— 伏村 琉🐺 (@LouqFs) February 1, 2020