伏村フィリピン旅行記 | 天狼伝(アーカイブ) 天狼伝(アーカイブ)

伏村フィリピン旅行記

伏村、南国バカンスでリフレッシュ(されたのか?)

やぁ諸君、伏村だ。
Twitterで見ていてご存知の方もいるだろうが、今年5月後半にフィリピン・セブ島に行ったので思い出話でも。

父「なぁ、フィリピンに行こうと思うけど、琉も今休学してるんだしリフレッシュ兼ねて一緒に行かないか?」
その言葉から全てが始まった。

というのも現在、謎の精神的ダメージでにより何だか身に覚えのある不調記になってしまった俺。
「はぁーどうしたんだ俺ェ、しっかりしろよォ!」と鼓舞(追い詰めるともいう)をしてもよくなるわけでもないので素直に休学して療養しているのであった。

「そんな休学してんのに楽しく旅行かよ…」とか言っていたらそれこそ毎日生きることすらままならなくなるので、リフレッシュも兼ねて行くことにした。

母は留守番、つまり「どこか抜けてる同士(遺伝したともいう)」の二人でなんとかやっていかなければならない。

「お互いの不足を補い合っていくんだよ…」と母は言う。
しかし海外経験自体はそこそこあると自負している伏村。とくに問題なく過ごせると言っていた。

だが、今回の旅は俺の全感覚をぶち壊してきた(大袈裟)。

初日

到着したのは夜だった。俺たちを迎えにきてくれた方と合流し、タクシーに乗り込む。
空港からタクシーまでの数十メートルですら、俺にとっての初体験ばかりであった。

訛りの強い英語、いや、英語なのかすらわからない。
つまりこちらで英語が通じる確率は100%ではない…ということになる。
この時点で不安メーターが少し上がる。(後ほどセブでならまず通じると笑われたが)

タクシーに乗り込んで宿までの移動。

まず原付が多い。そして原付の方が優位なのだろうか、ビュンビュン飛ばしていく。
そして俺たちが載っているタクシーも、「高速か?」と思うほど飛ばしていく。
こんなスピートで走っていてよく事故らないな…と驚くばかりだ。

しかし、それ以上に衝撃的なものがあった。
なんだあのバスは。いや、バスなのか?まるで軽トラに屋根をつけたみたいだ。
かと思えばサイドカーのような、しかしもっと大人数乗れそうなものも走っている。

乗り物だけでなく通行人も、スイスイと道路を渡っていく。
豪州の時も「クロッシーロードかよw」と思っていたが、あんなのとは比べ物にならないレベルのクロッシーロードぶりだった。

宿に着く頃、俺は確信した。
「これ、気をつけないと死ぬわ」と。
今までも「気をつけねば」とは思っていた。しかしここでは一歩間違えると本当に何かが起こるのかもしれない、そう感じさせる何かがあった。

そう、まさに「初めて」すぎる光景だったのだ。

最初はこのような装備で出歩くつもりでいた(イタいとかはさておき)


しかし、これですら多いのかもしれない、もしルークが盗られたら(盗るやつがいるかはさておき)…と思うと、勝手に連れてきておきながら彼はスーツケース待機が一番安全かもしれない、とそう強く感じた。

そうだ、海に行こう

※ショッキングな動画について:Twitterの仕様変更で@tosとやらが使えなくなった?とかなんとかで結局あげていないが、内容が内容(ヒヨコが生きたままネコ科に捕食される一部始終)だけにどんな風にしようか少し悩んでたりする

そんなビビリも緩和されて「案外大丈夫そうだ」と思えてきた頃。
(しょぼい)動物園に行ったりなんだりとのんびりグダグダと過ごし、どうやら野生のジンベイザメが見られるというので国内線で移動しようとする。

しかしここでまたトラブルが発生する。

現地に住む日本人と相談して、タクシーを呼んでもらい空港に行く、ここは問題なかった。支払いの際にボラれそうになったがそれも回避できた。

が、着いてチェックインしようとしたらなんとその時点で受付が終了していた…。

俺は「はぁ、間に合わなかったか」と帰ろうとする俺、「いやいやいや、訊いてみようよ」と粘る父。それ実際に訊くの俺なんだぞゾ。

🐺「すんません、これもう受付終わってるんすよね…」
😠「ID!」
🐺「へ、パスポート…?」(パスポート出す)
😠「もう閉まっちゃってるから、次は早く来てくださいよ!」
🐺.。oO(俺たちだって十分早いつもりだったんに…)

そんなこんなで走るように搭乗口に急ぐ俺たち。

🐺「あのっ、この便は!?」
😒「遅延」
🐺「えっ、すいません何て?」
😡「だから遅延」
🐺「あっ、さいですか、あっはい」
そして2時間待ってやっと搭乗…これがLCCの洗礼か…と呆然。
日本の接客って凄かったんだな←そこ

なんやかんやで飛行機で南の島にあるデゥマゲテへ
→あのバイクカー(?)で移動
→船で北上しセブ島の最南端へ
→再びバイクカーでリゾート地へ
と乗り継ぎやっと到着。

体調不良

そうやって心身的に疲れたからか、はたまた日本と大きく違う環境(主に温度の面で)のせいなのか、その翌日から熱&下痢になっちまった\(^o^)/

最初は疲れたのだろう、全く動いていなかったから筋肉痛だろう、と見て見ぬ振りし、「仮に熱だとしても寝込むのは帰国してからだ…海が俺を呼んでいる…!」と思っていたのだが、あまりにも今までかかった熱の感覚と一致するので諦めて認知し、寝込むことに。

余程疲れていたのだろう、おかげで丸2日と潰した

しかし、特に苦しいわけでもなくゆっくり寝られたのである意味良かったのかもしれない。

ジンベイザメとの対面

体調不良など最初からなかったかのように快復した俺は「待ってました!」と言わんばかりに海へ。

船に載って向かうはオスロブ、世界で唯一野生のジンベイザメが見られると言うあの地へ。
シュノーケリングで潜るとそこには餌につられてやってきたジンベイが!


※手前が俺、隠れているが奥に父がいる。あまり見えないため若干心霊写真感がw

狼との出会い

まさかこんな、世界一小さい猿・ジンベイザメ・魚ばかりの地で狼に出会うとは思ってもいなかった。

それはお土産を探しにショッピングモールを転々としていた時のこと。

どう見てもお土産などなさそうな、現地人のための店(イオンのような)に辿り着いてしまった俺は、遠くから視線を感じた。

Tシャツである。勇ましくも綺麗に光る目が、そこにあった。
よく動画で見かける「目と目が合う〜 瞬間好きだと気付〜いた〜♪」が脳内再生された((

もともと派手な服装は好みではない俺。しかし、その時は何だか抗えない力のようなものを感じた。このような地で出会うなんて、まるで運命のようじゃないか…。

割と安かったので購入←

何故ちゃんと写真を撮らずに蔵ってしまったのかと自分に問い詰めたいが、こんな感じの自己主張激しい柄をしている。
(そのため前面の狼のことを『自己主張くん』と呼んでいたりする…←)
なんとこのプリント、蓄光するという…!

その後、もっと規模の大きいショッピングモールでお土産(俺のセンスにヒットするもの)を探していると、とある縫いぐるみ専門店に行き着いた。
どうやらフィリピン国内ブランドのようで、店には父の日・母の日などプレゼント用のものがたくさんあった。

うむ、探しているもの(セブ島ご当地テディベア)は無さそうか…と思っていた時、巡り合ってしまった。

長いこと棚にいたのであろうその狼(と思われるイヌ科の生き物)は若干その待ち続けた時間を思わせるような毛並みの乱れこそあれど、中々にリアルで端正な顔立ちをしていた。

「わ、これクオリティ高い…でもお高いんでしょう?」
値段はなんと日本円で約¥600…!!

えっ、何お前リーズナブル(納得できる)通り越してお前の対価として不十分過ぎだろ、¥5000越えでもおかしくないだろ!と思いながらも「これもきっと俺の元に来るためだったんだな…」と勧誘。その後ちゃんと毛並みも整えましたぜ。
(余談:これぞ狼好きのお土産にぴったりだろー!とTシャツと縫いぐるみをそれぞれ2つずつ購入しているという)
(余談2:我が群れのメンバーもいい感じに増えてきたのでそろそろメンバー紹介とかしたい。ちゃんと名前と設定があるんすよ)

帰国

そんなこんなで「何か俺持ってんのかな…」と不思議に思う伏村の南国バカンスも終わりが近づく。

1週間という期間は、3ヶ月、9ヶ月、そして2年半…という今までの海外歴から言えば極端に短い時間ではあったが、それでも長くも感じるほどに惑い、混乱し、そして興奮もした。(おい

今回の記事では省いたが途中己が如何に弱体化していたのかをよく思い知ることもあった。

約1年ぶりに俺の中の対海外スキルも活かされ、かつ経験値も得られた(と思いたい)ので、いいバカンスだったと思う(リゾート地以外は基本神経使っていたが

次の国は何処だろうか。その答えを出せるよう、これからも精進していこう。